プーチン、ロシアの外交と政治の本、関連書籍、評論の紹介,評価,安売り価格

「専守防衛」というのは論拠のない原理主義だ　評価：

日本人が戦後、金科玉条のように語ってきた「専守防衛」とは何か？専守防衛においては、敵の先制攻撃を受けるまで反撃できず、また敵本国の拠点やミサイル発射基地に対する攻撃はできない。
必然的に日本国土が主戦場になることを意味する。
沖縄戦が思い浮かぶ。
ソ連は崩壊し、北方の軍事的脅威は大きく後退したが、中国や韓国との間の領海・領土問題、北朝鮮との間の諸問題は今尚解決の目途はない。

皆が口にする「専守防衛」。それは可能かを具体的に検証する。　評価：

戦後日本の国是として皆が口にしてきた「専守防衛」。
しかし、今日的な状況の中、どれだけの人間がそのことについて現実的に考えているだろうか。
実際にそれを文面どおりに実行しようとすると敵が侵攻してきてからしか戦えず、しかも自分の国土を戦場としなくてはならない。
その結果、自分の国土がどうなるか。

マイナーな地域・時代だが、ノブゴロドの全体像がわかる　評価：

中世ノブゴロド最盛期300年の専門的分析を、「物語ノブゴロド」の歴史風に描いています。
１章約70ページで全五章。
配分もいい。
12世紀末から15世紀末まで、各時代の主人公を中心に、ノブゴロドの歴史と政治、経済、社会体制を追求してゆきます。
「物語」的な軽めの部分と、専門書的な追求の部分が、ほどよく融合していて、著者は、「書ける」学者なのではないかと思います。

歴史的に正確です。　評価：

ノヴゴロドの資料を探していて入手しました。
内容はじつに正確で、フィンランドの歴史小説の記載とぴったり一致していました。
しかしまあロシア人というのは略奪と皆殺しを、スターリンが穀倉地帯ウクライナにした事例だけでなく、むかしからしていたことが、歴史的事実として残っている・・・のですね。