コミュニケーション･スキル、技術、能力開発の本、入門書、専門書,マニュアル,関連書籍の紹介,評価,安売り価格

推薦文に偽りなし、羊頭羊肉…しかも極上の味わい！　評価：

帯に三人の推薦文が掲載されています。
これは掛値なしに「おもしろくてためになる」本です。
私も初心に戻って日本語を考え直しました。
谷川俊太郎氏他人と同じ気持ちになるのではなく、話せば話すほど他者との差異がより微細にわかるようになること それがコミュニケーションだ。
鷲田清一氏他者との対話を通して、いのちが広がる。
生きている実感がこみ上げる。
厳しくも温かい、人間賛歌！茂木健一郎氏これは、もうレビュワー泣かせです。
私も谷川先生にコメントに大いに共感しました。
著者は「多文化共生」、すなわちグローバル化していく世界で生きざるを得ない世代に向け、ご自身の「演劇」という生業を通して、実に多くの示唆に富む助言をされています。

2012年度の新書ベスト1　評価：

幻想じみた机上論だけでも安易な実感論だけでもない、孤高の演劇人である著者ならではの語り口が冴え渡ったコミュニケーション論。
たとえば「本当に必要な言語運用能力とは、冗長率（※意味伝達とは関係のない無駄な言葉の割合）を低くすることではなく、それを操作する力なのではないか」という一文をとっても、社会に出て赤の他人とコミュニケーションを交わしながら仕事をした経験のある人なら思わず膝を叩くのではないか。
上記の言葉をはじめ、本書にはいたるところに「我が意を得たり」と頷きたくなる金言が詰まっているのだけれど、なによりすごいと思ったのは、そのどれもがおそろしく平易な文章で綴られていること。

病気からの回復　評価：

これを読んで、気持ちが楽になった方が多い。
性格ではなく、社交不安障害を持つ患者さんであることから始まっていく。
病気は治るものからはじまり、つまり病者の役割からの変化を対人関係を利用して治療をしていくことが分かりやすく、書かれてある。
患者に不安を与えず、自信をつけていくこと患者側に分かりやすく書いてあり、お勧めである。
これは、名著である。

社会不安障害を持つ人に勇気を与える新鮮な一冊　評価：

今まで社会不安障害についての本は認知行動療法のものしか見たことがありませんでしたが、行動療法的な「不安への耐性をどうやって増すか」とは全く違う視点です。
「人前で不安が強まる」という面（症状）以外の対人関係に注目するというのは、とても新鮮に感じます。
社会不安障害を気にしないようにするのではなく、病気として扱うことそのものが治療効果を持つということがよくわかります。
社会不安障害を持つ人に勇気を与える一冊だと思います。

人付き合いの上手い人と下手な人　評価：

生まれて初めて料理を作る時、包丁の握り方だって、お米の炊き方も分からない。
初めて英語を勉強する時、「abc...」って基礎から始めますよね。
サッカーや野球だって始めたばかりの頃は全然下手で練習や反復を重ねて上手になっていきます。
試行錯誤したり他の人のをマネたり基礎を勉強して上達していきますよね。

人づきあいの技術　評価：

コミニケーションで成り立っている、この社会の中で生活していく以上、自分の思っていることを相手に上手に伝えたり、相手の話を聞き理解することが社会人として重要と考え、この本を読むことを決めた。
読むまでは、人付き合いなんて生まれ持った性格次第だと思っていたが、この本では、人付き合いも1つの技術としてとらえている。

書き方がまずい　評価：

この本はいい内容を扱っているが、書き方が惜しすぎる。
作者は多分大学の教授だが、一般の方向けのこの本でも学術論文みたいな感じで書いているのだ。
「ソーシャルスキル」の語源の説明から始まり、最初は言葉の定義や学問の歴史から始まる始末。
それで「コミュニケーション」という物を、あたかも科学を定義するみたいにフローチャートをつけて相手のどういった反応はどういった気持ちを表しているんだよ、その時はこういった反応をした方が良いよ、などと科学を勉強するように教えている始末。