環境ビジネス、グリーン・ニューディール政策の本、関連書籍、評論の紹介,評価,安売り価格

内容紹介　

財政学の先端研究を示す日本財政学会の学会年報第７号。
日本財政学会年次大会における共通論題をまとめた第１部と査読付きの投稿論文を収録した第２部からなる。
今日の財政学が当面する重要な論題の議論と珠玉の諸論攷は，財政学研究における2010年次の研究成果の集大成である。

内容（「BOOK」データベースより）　

日本財政学会2010年次の知的営為の集大成。
第67回大会のシンポジウム「グリーン・ニューディール」を収録。
また代表的な財政学者による学界の到達点と課題を指し示す展望論文、選りすぐりの投稿論文を収め、財政と財政学の今日的課題を明らかにする。

福島原発事故後の日本のエネルギー政策を展望　評価：

本書は福島原発事故の後で混迷する日本のエネルギー政策を展望したものであり、原発に依存しない電力供給システムのあり方を議論している点で、アップデートな話題だ。
とくに、再生可能エネルギーの新たな普及、スマートグリッドを利用した任意節電（デマンドレスポンス）、プロシューマーによる需要地発電など今までのエネルギー政策の見直しには必要なエレメントが込められている。

内容（「BOOK」データベースより）　

震災で露呈した電力システムの弱点。
これからのエネルギー政策をどう考えるか?エネルギー戦略研究所所長からの提言。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)　

山家/公雄 1956年山形県生まれ。
1980年東京大学経済学部卒業。
日本開発銀行入行、新規事業部環境対策支援室課長、日本政策投資銀行環境エネルギー部課長、ロサンゼルス事務所長、環境・エネルギー部次長、調査部審議役を経て現在、(株)日本政策投資銀行参事役、エネルギー戦略研究所(株)取締役研究所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「では日本ではどうあるべきか」を示す１冊　評価：

テレビのコメンテーターとしても著名な末吉竹二郎氏をはじめ、環境問題の第一人者たちが、グリーン・ニューディールを論じた書です。
海外の例を紹介する本はたくさん出ていますが、この本はどちらかというと、そういった例を踏まえて、「では日本ではどうあるべきか」という議論に力点を置いたものといえましょう。
そういう論点を読みたい人にはお薦めの１冊です。
人選がバランスが取れていて、しかもレベルの高い議論を展開できる人がそろっていると感じました。
それぞれの立場が明確に示されていて興味深かったです。
各論者の意見が４ページずつに凝縮されているのも読みやすい。

ちょっと安易なつくりかもしれない　評価：

　グリーン・ニューディールという言葉が先行している感があるが、大切なことは、その政策が日本でとられるのかどうか、ということだ。
　低炭素社会に向かって、さまざまな産業が舵を切っていくことになる。
それだけであれば、市場にまかせておけばいい。
しかし、厳しい経済情勢下、低炭素社会に向けた投資は政治の意思がなければ不可能だ。
そのことが、２１世紀のニューディール政策たる、グリーン・ニューディールである。
　本書は、こうしたグリーン・ニューディールをキーワードに、日本が、あるいは世界がどこに向かうのか、どこに向かうべきなのか、編著者である末吉氏の 40ページにもおよぶインタビューをはじめ、多くの有識者によって示されたものだ。