水資源、レアメタル、レアアース、エネルギー資源獲得戦略の本、関連書籍、評論の紹介,評価,安売り価格

ブレない真実の羅列、既得権益集団のウソに騙されないためにも　評価：

エネルギー進化論飯田哲也ちくま新書2011年12月一言で言えば、利他的な研究者が真実だけを抽出して、これまで多くの人々が信じ込まされていた嘘の厚い覆いを剥がしてくれます。
そしてこれからの日本のエネルギーのあり方を提示しています。
決して二項対立的な議論（反原発―原発推進）でない所が好感がもてますし、それが住民参加の民主主義でしょう。

日本のエネルギー政策と産業構造の転換点　評価：

燃料節約の為には熱効率の向上が必要であるがそのための業界団体や自治体などのボトムアップの散発的な取り組みが戦前にあって戦後は急激に安くなった重油による省エネの技術革新と輸入を減らすための国産の石炭を使うべきという規制はコンフリクトした結局は発電などに国産の石炭を使うも最終的には切り捨てに至るまた徳山海軍燃料廠の払い下げを受けた出光は民族系石油会社として成長しようとするが巨大タンカーが入れるような浚渫を伴う港湾整備を促したまた根岸線建設も絡めた根岸沿岸の横浜市による埋立などの話も興味深かったただ全般的には個別の話が並んでいる印象ではあるよな新書でざっと日本のエネルギー政策をまとめて欲しいところ