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チェチェンの呪縛 紛争の淵源を読み解く
新品価格 ¥ 2,640
発売元:NextPublishing Authors Press 発売日:2017-09-19
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チェチェン 平和定着の挫折と紛争再発の複合的メカニズム
新品価格 ¥ 7,700
中古価格 ¥ 10,415 残り8個
発売元:明石書店 発売日:2015-12-28
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チェチェン 廃墟に生きる戦争孤児たち
新品価格 ¥ 3,080
中古価格 ¥ 500
発売元:白水社 発売日:2009-09-01
なんだかなぁ。 評価:
頭ではわかっていても、具体例でリアルに語られるとあらためて「救いようがねぇな。
」、と思う。
ルポなのか小説なのか。この著者の特色ではあるのですが。 評価:
まさしくもっと世界に広くその悲惨さが知らしめされるべき問題なのですが、著者の高揚感、物語としての描写力が高すぎて逆に現実味を削いでしまっているようで非常に悔しい思いです。
訳者自身あとがきで触れていますが、冒頭からいきなり小説のような展開が続きます。
それがこの著者の特徴なのでしょうが、前作に続き同じような作風(最早作風と言うにふさわしいレベル)で読み方によってはやや過剰演出。
そこが高い評価を受けるかどうかは読者の好みが分かれるかもしれない。
私にとってこれは戦争小説。
戦争小説はいけないということでなく、一流戦争小説は現実よりもよほど戦争の悲惨さや著者の思想を伝えてくれます。
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チェチェン民族学序説―その倫理、規範、文化、宗教=ウェズデンゲル
新品価格 ¥ 2,750
中古価格 ¥ 532
発売元:高文研 発売日:2009-02-01
チェチェンの長老のお話を聞く 評価:
民族学序説などという題名で 学術資料として とっておくものなのかと思ったがとりあえず読み始めてみるとロシアを相手に戦い抜いたチェチェン、 不屈のチェチェン、トルストイの名作ハジ・ムラートの民族の あのチェチェンの人がその歴史や慣習を愛情を込めてしかもひいきの引き倒し的な愛国主義とは無縁の穏やかな口調で語っている。
おもしろいのは 血の復讐をやめさせることがあるなど 真に人道的というのか 自然の掟を守るというのかそうした知恵が具体的な例であげてあること。
楢山的な老人を捨てる風習がやめになった経緯や たばこがチェチェンの男のステータスにもなったいきさつ、そのほか 生きる知恵もあれば チェチェンの弱さ、ソ連の配下にはいったときの 粛正の嵐がなぜ吹いてしまったのかなど 真摯な事実認識と悲しみを込めて分析していること。
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コーカサス国際関係の十字路 (集英社新書 452A)
新品価格 ¥ 770
中古価格 ¥ 1
発売元:集英社 発売日:2008-07-17
ハートランドのチェスゲーム 評価:
「地政学はチェスゲーム」とブレジンスキーは言った。
そしてそのチェス盤がそこにあり、そこは非常に不安定な地域のようである。
逆説的に言うとこの地域の国々が西、東、第三世界に偏らない事がバランサーになり、曲りなりにも安定化している、がしかし。
ソビエト崩壊後、民主化することが国際政治の土俵に立つことが出来る、それが欧米的スタンダードなんだが、それをすることよって逆に不安定化する。
それは民主化によって民族主義政党が第一党になってしまうからだ。
そしてこの地域をマッキンダーはハートランドと言い、そこを支配するものが世界を制すると。
コーカサスに関して、簡便に読める貴重な良書 評価:
アゼルバイジャン留学経験のある政治学者が
北カフカス-主にチェチェン
南カフカス‐アゼルバイジャン・アルメニア・グルジア
に関する歴史・政治・経済・宗教・文化等に関して解説した本。
コーカサスとそれを取り巻く、
ロシア・アメリカ・トルコ・イラン・ヨーロッパ
の政治力学の基礎知識を得ることができる。
網羅的な基礎知識というのが本書の目的と感ずる。
普段縁の無い地域だけあって、基礎知識が無い故、
簡便に読める貴重な良書だと思う。
数年前のグルジア紛争の背景理解に役に立つ。
今後もニュースを見た際、より深く理解することが可能になるであろう。
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チェチェン やめられない戦争
中古価格 ¥ 213
発売元:NHK出版 発売日:2004-08-25
畏れ入る 評価:
辛いエピソードがほとんどなのに、著者の語り口は時に軽妙といえるほどのユーモアを湛えている。
僕にとってもこの事が最も印象に残った。
つまり、彼女の心はどれ程ひどい現実を見つめても、決してある種の軽やかさと言うか、物事を楽しむ心を失わなかったのだ。
この事こそ僕が彼女に最も好感を寄せる点である。
しかし無論、言論でチェチェンの現状を変えようと奮闘する彼女の情熱に圧倒されなかったわけではない。
この情熱のつよさが、本書を極めて読み甲斐のあるものにしている。
この本の魅力は、著者があくまで「人間」として語っているところにあると思う。
肌身に感じられるドキュメント 評価:
内容は全く固くない。
文章から著者の憤りや驚き、正しさを求める熱さを感じる。
人間として、母親として見過ごすことが出来ないという、彼女の意志が伝わってくる。
チェチェンを侵害する側のロシア人である著者を、酷い目にあったチェチェン人が信頼するのも当然だ。
著者はチェチェンに暮らす普通の人々を訪ね、丁寧に話を聞き歩くがため、共に侮辱され時には共に地に伏せて砲弾をやり過ごすような目にも遭う。
死者の遺体を大切に葬る習慣のあるチェチェン人たちが、罪もなく意味もなく連行され殺された家族の遺体を引き取るための身代金のため駆けずり回る。
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チェチェン大戦争の真実―イスラムのターバンと剣
中古価格 ¥ 8 (定価の99%引き) 残り8個
発売元:日新報道 発売日:2004-05-01
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チェチェンで何が起こっているのか
新品価格 ¥ 1,980
中古価格 ¥ 1
発売元:高文研 発売日:2004-03-01
ロシア学校占拠事件の背景がよくわかる 評価:
ロシアで起きた「チェチェン武装勢力による」とされる学校占拠事件。
膨大な幼い犠牲者を出したこの事件には解明されていない部分も多い。
当局による人質数発表の嘘。
事件への対応に関しプーチン政権を批判したため解任された新聞編集長。
何者かによって毒殺されかけた記者。
あまりに不明な部分が多く犯人像も特定しにくいが、犯人らが要求した「ロシア軍によるチェチェンへの攻撃の中止」とは何か――それは本書を読むと非常によくわかる。
誰が人権を踏みにじっているのか 評価:
「旧制ロシア帝国の版図をそのまま引きつぎ、(中略)少数民族を抑圧し、『諸民族の友好』というスローガンを打ち出して民族問題を隠蔽した点で、ロシア帝国、ソ連を継承するロシア連邦は、一貫して帝国主義を国の根本に据えた国家といえる」。
本書の衝撃的なこの一文が、チェチェン問題とロシアの現状を、もっとも端的に言い表しているのではないか。
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