北朝鮮の軍事力の本、関連書籍、評論の紹介,評価,安売り価格

得がたい本　評価：

日本人として今読むべき本は何か？ と問われて真っ先に挙げている本です。
著者は元空将、元南西航空混成団司令の佐藤守さんです。
貴重な情報・軍事への深い理解に基盤を置いた現代史として優れているのは もちろんですが、著者の文筆センスのおかげで大変読みやすい本となっています。
戦後日本の空気がつくりあげてきた「固定観念」にがんじがらめになっている頭を リセットする効果もあります。
得がたい一冊といえます。

歴史の「闇」を理解するために　評価：

この本で、日本人だと指摘されている金正日と、朝鮮人の血筋との説もある小泉元首相が握手している写真の表紙が、日朝関係の深奥部を現しているようです。
単純に、反日親日などの表層にこだわっていては、歴史の「闇」は見えてこないということをこの書物は示しています。
金正日＝日本人説を受入れる受入れないに関わらず、さまざまな視点から物事を解釈していこうとするためには、この本は非常に示唆に富んでいると思います。
北朝鮮という国の本体が、この本で指摘されているように、旧日本軍のスパイが大東亜共栄圏の再興を目指して作り上げた国家だとしたら、それに気付かず北朝鮮に反感や共感を抱いてきた多くの日本人は何だったのか？　日朝のコネクションの裏の裏、見え隠れするアメリカ（CIA）の影・・・ 元自衛隊幹部の著者の軍人思考がやや鼻についたり、まとめるのに急いだのか、日本とアジアの関係という本当の重要なテーマが充分に掘り下げ切れていない憾みはありますが、虚心坦懐になれる方なら、一読をお勧めします。

独裁者になるまで　評価：

北朝鮮は悪い国、金正日は悪い奴。
マスコミで完全に敵役になる事から殆どの日本国民の認識（自分も含めて）はそうなのだろう。
でも、なんで悪い国なのか。
拉致をしたから？ミサイルを持っている（売った）から？偽札を作っているから？ 確かにそういう“面”もあるだろうが、本書を読むと、金正日がなぜその様な指示、または継承をしたのか、独裁者になったのかという背景がよく判ります。
漫画ということもあいまって非常に読みやすいです。
いい意味でも悪い意味でもデフォルメされています。
さらに、本書は韓国の方が書かれている事もあって、韓国からみた北朝鮮という新しい視点を通す為、韓国ではそうなているのか！という発見もあります。

文字量が多いので簡単なマンガと思わないこと　評価：

金正日がロシア生まれだって知らなかった。
この人が私たちの大切な仲間を拉致したのです。
そして、その犯罪を隠す為に、死んだなどと嘘をついているのです。
北朝鮮は世界に名だたる最貧国ですが、金正日の生活は王侯の華やかさでしょう。
本書はマンガですが、北朝鮮において私たちの生命と財産を脅かす元凶である金正日の生い立ちや、人柄を伝えてくれる緻密なものです。
もちろん人が書いた作品ですからどこまでが本当か判りません。
ただひとついえることは、北朝鮮は私たちから大切な人たちを奪い去った国家です。
あの国家は転覆させねばなりません。

発売元のレビュー

マンガ金正日入門 北朝鮮将軍様の真実 です。
内容紹介：「BOOK」データベースより 世界一危険で謎に満ちた権力者キム・ジョンイルの全貌を膨大な資料と証言をもとに描いた問題作。

何枚もの写真が著者の唯一の証拠　評価：

ふと目について興味があったので読んでみました。
なかなか興味深く読ませてもらいました。
この話が本当に真実であるなら、この著者の藤本氏はもの凄く貴重な体験をされましたね。
と言いたいです。
これはやろうと思っても到底できることではないですから。
証拠や裏付けがないと言っているレビュアーの方がいますが、写真だけが彼の持つ唯一信憑性のある物的証拠なのではないでしょうか？北朝鮮では記録に残すことをいろいろとうるさく禁止しているようですし、思い出に撮った写真しか証拠になるものがないのではないでしょうか。
嘘八百の写真や本書の話が簡単に書籍化されるとは思えません。

世界一謎に満ちた指導者のそばにいた男　評価：

　世界で最も謎に満ち、そして最も手の付けられない独裁者、金正日。
その真の姿を知る一つの手がかりとなりえる著書というわけで、本書をお勧めいたします。
　国民が飢餓や弾圧に喘いでいても、中世ヨーロッパの教皇やローマ貴族ですら真っ青になるくらいに豪勢な生活をしている「将軍様」。
指導者層と人民とのあまりにもひどすぎる格差の実態。
もっとも、圧制者というのは古今東西皆似たようなものだといわれればそうかもしれないが、しかしこの世界的に民主化の進んだ現在において、いまだに前近代的(前々近代的？)な政治がまかり通ってしまう国がある現実に、少なからず戦慄を覚える。