指揮権発動 検察の正義は失われた
中古価格 ¥ 1,500
発売元:朝日新聞出版 発売日:2013-04-19
検察は「歴史という名の法廷」から逃れることは出来ない 評価:
4月19日、市民団体から検察審査会に審査が申し立てられていた田代政弘元検事に不起訴不当、佐久間達哉元特捜部長、木村匡良元主任検事に不起訴相当の議決が出された。
そのまさに当日、4月19日に発売されたのが本書「指揮権発動検察の正義は失われた」である。
今回の審査の補助弁護士の澤新氏は、脱税の揉み消しの疑いを持たれる不祥事を起こし、大甘の処分を受け依願退職した曰く付きの元検察幹部(元検事正、元最高検検事)であり、恩義のある検察のために、審査員を不起訴方向へ誘導した疑いを指摘されているが、議決日が「指揮権発動検察の正義は失われた」の発売日の4月19日になったのも、この書が審査員に読まれたら起訴議決が出てしまいかねないと慌て、読まれる前の発売当日に議決した可能性が十分にあると言える。
内容紹介
陸山会事件で無罪が確定した小沢一郎・元民主党代表。
裁判で明らかになったのは、東京地検特捜部が検察審査会に「虚偽」の捜査報告書を渡していた、という驚愕の事実だった。
すべては仕組まれていたのか。
元法務大臣の著者が、検察の欺瞞を徹底的に暴く。
私もかつて検事をしていたことがある。
検事魂が私の心の隅に宿っているのだろうか。
正義のために徹底に戦う覚悟である。
ただ、戦う相手は、その検察である。
検察というよりは、 検察を間違った方向に進めている 法務検察上層部という方が正確である。
【目次】 第1章―指揮権発動へ(計18項目) 第2章―虚偽捜査報告書の実態と意図(計13項目) 第3章―欺瞞に満ちた「報告文」(計3項目)
内容(「BOOK」データベースより)
小沢裁判で明らかになった東京地検特捜部の虚偽捜査報告書。
それは、検事の「記憶違い」だったのか、それとも小沢氏「有罪」を狙った「意図的」なものだったのか―。
当時の法務大臣にして、弁護士・検事・裁判官の経験のある筆者が、検察の欺瞞を暴く。
|